• kareha

光について

最終更新: 2019年9月16日



不思議な魅力と不可解さを多く持つ光について


光といえば太陽から降り注ぐ直射日光や炎の光、夜道を照らす街灯・家の中から溢れる光などなど


あげるとキリがないほどにたくさんの種類があると思います。


また、その光の状態に着目してみると真夏のカラッとした強い日差しや、そこから守ってくれるモザイク柄の木陰、


真夜中の怖いくらいの静かな光や、洞窟やトンネルのような遠い場所から這ってきているような光など、


その光のニュアンスに着目するととても奥が深く魅力的なものだと感じます。





特に建築をやっている身からすると、どの場所にどのように開口を設けると、この部屋はどのような光の状態になるのだろうか?


光はどのように室内に入り、どこにぶつかって空間を照らすのだろうと考えを巡らせることが多々あります。



そうした詩的な考え方をする一方で、なぜ部屋の光は一瞬で消えてしまうのだろうか?という疑問を持つことがあります。


それで時々光を捕まえてみようと手を覆い中をのぞいてみるけど、やっぱりそこに捕まえたと思ったはずの光はない。


光を捉えるために状況を変えてカーテンを閉め切った部屋で、電気を消すとやはり一瞬で消えてしまいます。


なぜなんだろうと調べてみると原理は単純に光が物にぶつかり消失するまでに繰り返される反射時間が一瞬であるということだったのですが。笑



そんな感じで光ってなんだか不思議だなとぼんやり考えているとまた一つの疑問が浮かびます。


私たちの眼前にあるその空間は、透明ではなく実は暗闇なのではないかと。


光の性質は物にぶつかり、そのぶつかった光が私たちの目をめがけて一直線にやってきた時、反射した物体を認識することができます。


その性質を考えると目の前にある空間には光は通過しているものの、反射するものはなく目には認識されない暗闇になるのでは、と。


空間としてなんとなくとらえてはいるけど、目の前に見えている手のひらのすぐ1mm先くらいはすでに光の反射しない暗闇なのではないだろうか。


つまり、私たちの感じている3次元に見えている世界は、実は空間は見えておらず暗闇の層を通過した先にある平面に対して360℃物が敷き詰められた球体のスクリーンに映し出された2次元の世界で成り立っているように思えてきます。





空間は透明なのではなく見えていないということになるのか、見えていないということが透明なのか。



和泉 秀 / shigeru izumi

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